昭和38年当時、社員は10名未満。先代も自らトラックを運転し、配送しながらいかに効率よく運送会社を経営するかに知恵を絞りました。
そして、車両を保有しない「専業水屋」としての道を選択。情報だけは同業他社より早く多く集まる仕組みづくりに注力し、高度経済成長期に運送業が目覚ましく発展する中でメーワは浜松、大阪に営業所を持つまでに成長しました。
その後、バブル崩壊など、社会・経済情勢が厳しく変化する中で、平成11年(1999年)、地元の運送業界では数少ない通関業の認可を取得。拠点を名古屋市港区に移し、国際物流という新たな事業に飛び込みました。
現在は、2t、4t、10t、海上コンテナを運ぶトレーラー、コンテナシャーシなど各種車両のほか、保税倉庫も自社で保有し名古屋港の港湾物流と中部国際空港の貨物物流の双方向から国内と地元企業のお客様を結び、日本経済の発展を支えています。
創業者の代から大切にしてきたのは、「おかげさまを原点に」という想いです。
「何事も一人では成し得ることはできず、気づかない間に周囲に支えられ生かされている」
何気ない日常生活を過ごしながら、ある時、ふと創業者が実感した気づきを、メーワでは経営理念として掲げています。
お客様からいただく受注は、決して売上目標の数字ではありません。「ありがとう」とお仕事をいただき、取引先には「ご協力ありがとう」という気持ちで発注する。その根底には「皆様あってのメーワ」、「自分一人の力ではない」という概念を忘れず、謙虚な心で仕事に取り組んでいます。
物流は、人が要となる事業です。私たちは「おかげさまを原点に」、みなさまから笑顔を生み出すサービスの実現に向け、邁進し続けます。
一、メーワは人間成長を根底に、すべて感謝の気持ちから始まります。
一、「おかげさま」の言葉は人生の原点であり「謙虚な心」を一生忘れません。
一、私たちは、決して一人の力で生きているわけではありません。
知らない間に迷惑をかけながらみなさんに生かされています。
一、私たちは、共に助け合う心を持っていきています。
その心は「ありがとう」と笑顔を生み出します。
よりお客様に満足していただくため、どう運送業の付加価値を高めていくか。
創業以来、私たちは現状に満足することなく、常に新しい事業戦略を追求してきました。最初はわずか50坪ほどの倉庫を持ち、そこで荷捌きができるような仕組みを整えました。そして、日本の物流の未来を見据え、21世紀の幕開けに合わせ国際物流サービスに着手しました。中小規模の一運送会社が通関業に参入するのは、先行投資が必要な上、経営手腕も問われるところ。しかもバブル崩壊後のマイナスからの挑戦で、メーワにとっては想像以上のリスクチャレンジでした。それでも通関免許取得後は、輸出入に携わることができ、海上と航空、それぞれに新たな裾野が広がりました。
こうして、メーワでは運輸業を要に複合的な価値を提供する基盤が整ったのです。
今では自社に通関士を抱え、通関業、運輸業、倉庫業を一貫して行えることがメーワの大きな強みとなっています。
5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)とは、メーワの業務改善活動です。
改善を繰り返し、最終的にはお客様に提供するサービスの品質を高めています。
その過程においては、社員の5Sの能力、すなわち工夫して仕事をする力を育成し、PDCAサイクルにより会社全体が成長していく土壌を形成しています。